パニック障害

かつて不安神経症(anxiety neurosis)と呼ばれていた一群の症例。
顕著な症状があるにも関わらず、内科などの診断を受けても身体的にはどこも異常なところは発見されないことや、他の精神疾患ではうまく説明が付かないことが重要な点。
つまり、前ぶれもなくめまい、動悸、呼吸困難といった症状(=パニック発作)が繰り返し起き、発作に対する不安と、それに伴う回避行動がみられる場合であっても、それが他の疾患に起因するものであればパニック障害とは診断されない。