ベータ運動

ある対象が消えた後、適当な時間間隔を持って別の対象が異なる位置に現れると、あたかも対象が移動しているように知覚されること。
これをベータ運動と言い、ファイ現象とも呼ばれる。
映画は、静止画を短い時間間隔で次々と見せることで、あたかも動画であるかのように見せている。
なお、第2刺激の強度が強いとき、ベータ運動とは逆方向の運動が見られることがあり、これをデルタ運動と呼ぶ。
また、錯視に伴う伸縮運動をアルファ運動、視野の単一の光点の点滅に伴う膨張収縮運動をガンマ運動と呼ぶ。
仮現運動のひとつ。

関連用語には、誘導運動運動残効自動運動がある。