スピアマンが提唱した知能の2因子説のこと。
スピアマンは、子どもを対象に古典語や仏語、英語や数学などのテストを行い、テスト間の相関関係を分析し、各種のテストには高い相関関係が認められるとした。
ここからスピアマンは、テスト間で共通する一般的な知的能力が存在すると考え、これを一般知能因子と名づけた。
また、一般因子だけでは説明がつかない点を特殊因子と名づけ、テストの成績は、全てのテストに共通する一般因子と、特定のテストに特有の特殊因子によって決定されると考えた。
関連する用語に、
多因子説や
階層説や
知性構造モデルがある。