多因子説

サーストンが提唱した知能の多因子説を指す。
サーストンは、共通の因子はただひとつなのではなく、言語的理解の因子・数の因子・空間の因子・機械的記憶の因子・推理の因子・言語的流暢さの因子など、複数の共通する因子があるとした(=多因子説)。
また、サーストンはこれらを基本的精神能力と名づけ、知能テストの成績はこれら基本的精神能力を総括的に表すものと捉え、テストが異なればテストの内容も異なり、個々の因子が成績に寄与する程度も異なると唱えた。
関連用語に2因子説階層説知性構造モデルがある。